Satoko Sai+Tomoko Kurahara

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※Satoko Sai+Tomoko Kuraha SHISEIDO THE GINZA 別注 Taffy

2011年3月
私のしてきた仕事がなんの役にも立たないと愕然としていたころ、
逃げるように行った東京で出会ったもののひとつ。
SHISEIDOギャラリー(THEGINZA?)で見つけた
それはそれはかわいいソープディッシュ。
Satoko Sai+Tomoko Kurahara の陶器だった。

かわいいとひと言で片付けると語弊がある。しかし、
一番伝わる言葉も、“かわいい”。
海外仕込みな雰囲気がでていたので、作家さんについて店員さんに尋ねると、
以外にも日本人で、海外でも活躍されてる2人組。とのこと。
(そのとき、パリで活躍していると聞いた記憶があったのだけれど、
後になってそれは誤りだったとわかる)

そのとき、こういった「壊れてしまうもの」をふたたび手にし、
やっぱり気分がいい。
たとえ壊れても、自分の手で使った記憶は自分の身になって残るのだから
贅沢ではなく、必要なものだと思い
その感動と、ギャラリーでの取り扱いのお願いを、長い長いメールでお伝えした。

サイトをみる。
ますます自分好み。

数日後、嬉しいお返事とともに、イベントへの参加があるとのことで
東京アートブックフェアでお会いする。
そこで手にした彼女達のアートブック。
それは、すごく渋くて、あのディッシュとはまた違う本来の彼女達の姿があり
北欧にでも住んでいたのではなかろうか、と思ったほどだった。
ドライで色彩の薄い空気感漂う、
そう、メランコリーともいえるものを醸し出している作品集を見て、虜になる。

大げさかもしれないけれど、
余裕がなければ必要とされないものと煮え切らない想いがあふれていたとき。
彼女達の作品を見て、やっぱり、デザインやアートって必要なんだとはっきりと感じた。
ここに私が小さな未熟なギャラリーともまだまだ言えないハコをつくる
後押しをしてくれたアーティスト、の一人といっても過言ではない。
心から感謝している。

いつか個展をしていただきたいわ〜

http://saikurahara.com/

 

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