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2014-10-08

児玉美重さんのこと

竹細工の児玉さんは、私と同じ歳。
生まれは埼玉県。竹に魅せられ大分へ。
すっっっごく純粋な方。
竹にやさしく寄り添いながらひたすら作り続ける職人さんです。
使う竹の話から
自由の幅のない竹細工工芸品についてのお話を
たくさん聞かせてくださいました。

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A5サイズのかご。
可愛らしくて丈夫。
他にA4サイズから3サイズご用意しています。
引っかかりがないので、
シルクのスカーフや毛糸なども入れることができます。

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やはり使うとサマになりますね。

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クロスを敷くとまた違う表情に。

使うことを目的とし、おっとりおおらかで
自然の素材だからこその粗さのある東北のそれとは、
美しさのあり方が違っています。
とにかく美しさを追い求められてきた大分の手仕事。
細部まで気を配り“工芸品”として育った
竹細工の「エリート」とでもいいましょうか、
撫でてみて引っかかりがまるでないし
ざるかごにいたっては2枚仕立てで頑丈だったり
どこで始まって終わっているのかも見えない。
竹も、細くて丈夫な表側のキズのない部分を使っています。

どちらがいい悪いということではなくて
ざっくり編まれたかごにある味わいはなく、
その土地で必要とされて育った道具の良さがそれぞれあるのだなと感じました。

彼女のつくるものは、本当に細かくて美しい。
謙虚で芯が強く、それでいてしなやか。
人柄が作品ににじみでています。

竹細工は、自由がきかないこともありますが
いままでにないような斬新なものは
もともとあまり求められていない気もします。
だからこそ、細部にこだわり、ちょっとした部分を工夫する。
より美しく、実現が難しかった繊細さを追求していく。。

ちょっと男性の装いに似ているような。

素材である竹のことも考えている。
美しく完璧な部分だけ使い後は捨てるというやり方には疑問を持っておられ
あくまでも自然のものだから、キズのある部分は別としても
人間にほくろがあるように、竹の個性は生かしたいと考えているそうです。
(形の揃った野菜だけ扱う高級スーパーをおもいだした)

そして、児玉さんは土いじりをしているときが一番落ち着くとのこと。
そして聞き上手で一歩引いて
なんとなく、そんな姿勢やテンポがmikiちゃんに似ているなと
思っていたら
児玉さん自身もmikiちゃんと話していて
自分とペースが似ていると感じていたそう。

mikiws
mikiちゃんは、オブジェも制作。
とっても素敵。

kaorikago
毎日合わせてみている。これがほしい。

mikikago
mikiちゃんにも持ってもらったり。

ほしーなー

kodama9
3日間、ありがとうございました。

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